パーカーとは
誰もが1着は持っているであろうほど市民権を得ているパーカー。
正確には「パーカ」と、最後は伸ばさないらしいです。
パーカーの定義としては、フード付きのトップスのことを指します。
どちらかというとカジュアルなシーンで着用されることが多く、部屋着などにも使用されていますよね。
パーカーを細かく分けていくと、羽織るタイプのものや、被るタイプのものなどたくさん分類されていきますが、今ではフード付きの防寒着の総称とされています。
パーカーのポケットが前(お腹)にある理由
パーカーは、フードが付いているという以外に、お腹の部分にポケットが付いていることが多いことに気づきませんか?
ウインドブレーカーなどのポケットは脇についているものも多いですが、パーカーは前についていることが多いですよね?
実は、パーカーの語源はイヌイット(エスキモー)の防寒着なのです。
日本では薄手の生地もパーカーと呼びますが、本来はアザラシの毛皮などで作られた極寒地で着用される防寒着のことを指します。
ですので、海外では薄手のものはフーディー、厚手の本格的な防寒着をパーカーと呼んでいます。
海外で薄手のパーカーが欲しい時は要注意ですね!
そんな背景から、パーカーには暖をとる工夫がなされています。
前面についているポケットもその一つ。
前面のポケットは物を収納するためのものではなく、手を温めるものなのです。
お腹の近くには、体で一番太い大動脈が流れていますので、手を温める場所としてはお腹が最適なのです
だから脇ではなく、お腹にポケットが付いているんですね♪
ポケットがつながってる?
あれあれ?お腹のポケット、左右でつながってない?
子どもの頃は、右のポケットから入れたものを左から出して「手品!!」って言って遊んだりしていましたっけ。
あの頃は気にしていなかったのですが、なぜポケットがつながっているのでしょう?
物を取り出しやすいから?
でも、取り出しやすいってことは落ちやすいってことでもあるし・・・このポケットってそんなに深くないことが多いですよね?
そう、深さがなく筒みたいになっていますよね。
この筒状になったポケットのことを「マフポケット」と言います。
「マフ」と呼ばれる筒状の防寒具に似ていることから、この名前が付いているとおり、やはりここは手を温めるためのポケットなのです。
だから、このポケットの内側、手の甲が当たる部分はモコモコしていて暖かいんですねぇ~
ちなみに「マフポケット」は「ハンドウォーマーポケット」とも呼ばれていますよ!
今回紹介した商品
ディッキーズ D266アノラックパーカー