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南海トラフ巨大地震の被害想定
2025年3月31日に政府が発表した南海トラフ巨大地震の被害想定によると、震度7の揺れが全国149市町村で観測され、経済被害は最大292兆円に達すると予測されています。
東日本大震災の経済被害が約50兆円、阪神淡路大震災の経済被害が約32兆円ですので、まさに桁違いの打撃です。筆者も今年、阪神淡路大震災の震災遺構(※上記写真)を訪れたばかりでしたので、その10倍という規模の大きさに衝撃を受けました。
さらに、3メートル超の津波が到達し、約2950万軒で停電が発生すると見込まれています。復旧には相当な時間を要することが予想され、被災後の生活を支えるための「自助」が最も重要な対策となりそうです。
避難生活で求められる実用性
我々の生活する静岡県では最大10万人強の死者数が想定されています。そのうち約9割が津波によるものとされており、日頃からの防災意識や早期避難が求められます。
浜松市でも防潮堤・耐震化・避難場所の整備などが進められていますが、企業・家庭・個人単位でも防災意識の向上や普段からの備えが必要です。
この地震の影響により、多くの人が避難生活を余儀なくされます。被災1週間後の避難生活者は全国で1230万人と推計されるそうです。
こうした状況下で、普段何気なく使用しているユニフォームは災害対策の一環として役立つアイテムとなります。
ユニフォームの強みと災害時のメリット
弊社は会社の「ユニフォーム」を取り扱っておりますが、ユニフォームは「作業着」でもあり「安全服」でもあります。
1.丈夫で動きやすい
瓦礫の中を移動する際や復旧作業において、破れにくく動きやすい作業着や安全靴は非常に有用です。
2.防寒・防暑対策に適している
作業着の丈夫な生地は冬場の保温性に優れています。
夏場には空調服(EFウェア)を活用することで、熱中症のリスクを軽減できます。
3.多機能な作業着の活用
最近の作業着のデバイスにはモバイルバッテリー機能を備えたものもあり、停電時の一時的な電源供給源として活用できます。
また、ポケットが多く収納力があるため、避難時に必要なアイテムを持ち運びやすいという点も作業着の特長です。
災害時に備えておきたいユニフォームのポイント
日頃着用しているユニフォームを少しだけ見直しておくことで、災害時にも役立つアイテムとなります。
・防風、防水性能があるものを選ぶ
雨風をしのげることで避難生活の負担を軽減→「ウインドブレーカー」「レインウェア」
・動きやすいストレッチ素材を活用
長時間の作業でも疲れにくい→「ストレッチブルゾン」「ストレッチパンツ」
・暗闇でも目立つ反射材付きのもの
夜間の避難時や作業時の安全性向上→「高視認性」
・足を守る先芯入りや踏み抜き防止のもの
・モバイルバッテリーを使用した機能服
停電の際にモバイルバッテリーとして使える機能性ウェア→「空調風神服」「冷蔵服」「ボルトクール」
まとめ
南海トラフ地震が発生すれば、電力や水道が止まり、生活環境は大きく変化します。
そうした状況下で自助の力を高めるためには、丈夫で機能的な防災グッズの準備が欠かせません。
しかし、従業員が防災グッズを家に常備しておいても、被災するのは職場かもしれません。
普段から着用しているユニフォームを防災用品の一部として考え、もしもの時に備えておくという考え方も悪くないと思います。
従業員にとっては、命が守られること、無事に家族の元へ戻れること、そして早期に今まで通りの生活(仕事)ができることが最大の災害復旧となります。
早期に事業継続や復旧ができるように、企業として危機管理能力を高めていくことが必要です。
普段は会社へのエンゲージメントやモチベーションを上げる「ユニフォーム」として、緊急時には被災時の「作業着」や「機能服」として大きな力を発揮してくれます。
巨大地震はいつ起こるかわかりません。だからこそ、日頃からの備えが何よりの防災対策となるのです。