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2024/11/06 コラム浜松 静岡県内における事故多発交差点のワースト1はどこ?

浜松でお仕事をする我々にとって、気になる情報が入ってきました。

 

日本損害保険協会によると、令和5年(2023年)の静岡県内における事故多発交差点のワースト1は、浜松市の中沢町交差点だったとのことです。

信号のある交差点ですが、国道と市道が交差するため通勤・通学時間や帰宅時間には交通量が多く渋滞が発生する交差点です。

 

なお、令和2年(2020年)に至っては、ワースト1~5までが全て浜松市内という不名誉な記録も作ってしまっています。

このランキングは事故の大小に関わらず、あくまでも事故件数での順位付けとのことですが、警視庁交通局の統計をみても交通事故発生率(事故発生件数/車保有台数)は、東京都・大阪府に次ぎ静岡県がワースト3位ですので、我々は非常に事故が多い環境で働いているということを認識しておかなければなりません。

 

作業の多い建設業やメンテナンス業・物流業の方は、夜間の交通量が少ない時間を利用して作業することで効率的に進行できますが、その分、作業員の安全を守るための対策が非常に重要となります。

実際に、夜間の視界が悪く、またドライバーが作業員に気づくのが遅れることで、車対車の事故だけでなく、作業員を巻き込んだ事故が発生するリスクもあります

事故防止のためには、視認性を高めることが不可欠です。

 

 

2017年3月に施行された道路交通法により、車の走行中のヘッドライトは原則ハイビームが基本となり、前方に車や歩行者がいる場合はロービームに切り替えることが明確化されました。

 

要するにドライバーは、
●先行車・対向車がいる時にハイビームのまま走行すると「減光義務違反」
●先行車・対向車がいない時にロービームのまま走行すると「無灯火違反」
とのこと。

灯火しているのに無灯火という、相変わらずの不思議なルールができてしまいました。

相変わらずの努力義務とか曖昧なルールを作るのが好きですよね

 

とはいえ、事故が多発するような明るく大きな交差点で、夜間であるとはいえ浜松の街中で先行車がいない・対向車がいないという状況は稀なため、実際にはロービームでの走行が多くなるのではないかと思われます。

作業者にとっても、作業中にハイビームを照らされたら作業に支障が出てしまいますしね。

 

ということは、誰もいない場所でなければドライバーが積極的にハイビームを使用できる機会は無いわけです。

・・・結局のところ自分(社員)の安全は自分(会社)で守るしかないということです。

 

そこで重要になってくるのが「蛍光」と「反射」です。

蛍光と反射は何が違うのでしょうか?

 

<蛍光>

蛍光色に含まれる蛍光体という物質が、太陽光の下で発光します。

彩度の高い色が使われることが多く、別名ネオンカラーとも呼ばれ、紫外線などの目に見えない光を吸収して、目に見える光として放出するため明るく見えます。

仕事着の世界では、ほぼイエローかオレンジのどちらかとなります。

 

<反射>

光が物に当たって跳ね返ることを指します。

仕事着の世界では「再帰性反射」が重要とされます。

再帰性反射とは、当たった光がバラバラな方向に反射してしまうのではなく、当たった光を光源へ向けてまっすぐに反射する性能を指します。

 

昼間は赤や緑の服は目立ちますが、実は夜になると青や黒と視認性に大差はありません。

対して、白や黄・オレンジの蛍光色は夜間でも視認性は高くなります。

そこに再帰性反射材がプラスされると、その視認性は数倍の効果が発揮されます。

 

日本では2015年に発効された高視認性安全服のJIS規格ですが、欧米では1990年代から同レベルの規格が発効されておりました。

日本では25年も遅れて取り入れられたこの規格ですが、その何年も前から欧米の基準をいち早く取り入れ作業用安全服に力を入れていた日本のブランドがあります。

 

その名も「ナイトナイト」

このロゴのブランドです

タカヤ商事(株)のナイトナイトは、夜間走行車のヘッドライトに対し高輝度の反射性能を持つ、3M社の再帰反射材によって高い視認性を発揮するグローバルスタンダードの高視認性安全服です。

日本よりも格段に厳しいと言われる欧米の基準をいち早く取り入れていたことにより、現在でも「ナイトナイト」を指名買いされるお客様も多いです。

 

一般的な作業着と比較すると、3Mの高性能反射材が付けられた作業着は安くはありません。

それでも、電気設備会社や運送会社がこの制服を選ばれるのは、人の命と比べれば格段に安いものだということをご理解いただけているからなのです。

 

 

反射ベストや反射タスキもありますが、使い方を誤れば意味がありません。

基準を満たした安全服には、よほど誤った着かたをしなければ前後左右360度から見えるように反射材が配置されています。

車から降りる時に真っ先に外に出る足部分や、一番動きの激しい腕に反射材が取り付けられていることにより、遠くからでも認識しやすい工夫がされています。

 

経営者の皆様は、会社の一番の「資産」である従業員を守りましょう。

JIS T 8127/EN ISO 20471 適合モデル

 

JIS T 8127 適合モデル

 

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