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ネーム加工位置 人気ランキング
「作業着に社名を入れようと思うんだけど、どこに入れよう?」「個人名も入れたいんだけど、どこに入れたら良いんだろう?」と悩むことはございませんか?
作業着に刺繍を施す際、重要なのが「加工位置」です。どこに刺繍を入れるかによって印象や機能性が大きく変わります。
今回は、玉川産業の通販サイト「VARY(衣・職・自由)」での過去1年間(2023/9-2024/8)の刺繍加工位置の人気ランキングを出してみました。
人気の刺繍位置ランキングを基に、それぞれの場所の特徴や用途について見ていきましょう。
1位:左胸(84.4%)
圧倒的な支持を集めるのが左胸です。この位置は名札やロゴの刺繍に最適で、相手の視線が集まりやすいため、認識性が非常に高いのが特徴です。企業のロゴや従業員の名前を目立たせる目的で、左胸に刺繍を入れることがスタンダードとなっています。作業着のデザインに違和感なく溶け込むため、多くの職場で選ばれる定番の位置です。
左胸に会社のロゴを掲げることは、ただのデザインや制服の一部ではありません。心臓の近くに自分が所属する企業の象徴を置くことで、自尊心や誇りを胸に秘めながら仕事に取り組む姿勢を意識させる重要な意味を持っています。日々の業務に対して責任感を感じ、企業の一員としての自覚を深める効果も期待できるのです。自己の存在と会社との結びつきを改めて感じさせ、仕事に対するモチベーションを高める要素にもなります。
2位:右袖(6.6%)
右袖に刺繍を施す選択も、一定の人気を持っています。右利きが多い日本人の右袖は、動きに合わせてゆらゆらと動くため刺繍が目に入りやすく、個性を演出するのに適した場所です。
また、機能的な理由で右袖を選ばれる場合もあります。それは、左袖にペン差しが付いていることが多いから。右利きが多い日本人は、左袖にペン差しがある方が使いやすいのです。ペン差しの位置や形状によっては左袖に加工することが難しいため、反対側の右袖への加工を選ばれることもあります。
3位:左袖(6.2%)
右袖に続いて、左袖も一定の人気を誇る加工位置です。右利きの人が多い中、左袖に刺繍を入れることで動作の邪魔にならない一方、控えめながらも存在感のあるデザインを実現できます。特定のシンボルやマークを追加することで、ユニークなアクセントを加えることができます。
4位:その他(背中、襟下など)(1.9%)
背中や襟下といったその他の場所に刺繍を入れる選択肢もあります。この位置は、目立たせたいメッセージやロゴを後ろからでも見せたい場合に適しています。特に、企業の大規模なイベントや展示会などでは、背中に大きな刺繍を入れることで宣伝効果が高まります。
アピール力の強い場所として使われる一方で、バンダナ・タオル・長い髪などで隠れてしまうデメリットもあります。
また、背中への大きな刺繍はたいへん高額になってしまうため、ランキングでは低めの位置に留まっています。
背中への大きなロゴマークを入れたい場合は、プリント加工をお勧めいたします。
5位:右胸(0.9%)
最後に、右胸に刺繍を入れるケースは非常に少ないです。通常、左胸に刺繍を入れることが一般的なため、右胸は相対的に目立ちにくくなります。しかし、特定のデザインや企業のポリシーに基づいて、あえて右胸に刺繍を入れることで独自のスタイルを表現することも可能です。
また、左胸に大きなポケットが付いている作業着に刺繍をするとポケットが潰れてしまうため、商品の形状を把握することも大切です。
なお、複数個所に加工されるお客様も多くいらっしゃいます。
その際の人気は、左胸に会社名/右袖に個人名が一般的です。左右非対称なデザインにすることで、全体のバランスを取る工夫がされています。
企業・個人のアイデンティティ(存在証明)を表現することが可能です。
まとめ
サッカーのユニフォームで説明するのが一番分かりやすいのですが、歴代日本代表ユニフォームは左胸に日の丸もしくは日本サッカー協会のロゴがプリントされている割合が高いです。オールドファンには、キングカズこと三浦知良選手が国歌斉唱の際に左胸に手を当てていたのは印象的ですよね。
また、静岡県磐田市・浜松市など県西部をホームタウンとするジュビロ磐田では、1994~2024年まで歴代ユニフォーム全ての左胸にクラブのエンブレムが配置されています。
MIZUNO(ミズノ)→PUMA(プーマ)→Admiral(アドミラル)とユニフォームメーカーは変わってきましたが、いつの時代もロゴの位置は決まって「左胸」です。
まさに選手たちは「クラブの誇りを胸に」戦っているんですね。
ユニフォームや作業着の刺繍位置は、見た目や機能性を大きく左右します。
最も選ばれる左胸はもちろん、袖や背中などの位置にもそれぞれの特徴やメリットがあります。
作業着を選ぶ際は、刺繍の色だけでなく、どこに刺繍を入れるかも重要なポイントです。
「会社の誇りを胸に」働いてもらうために、自社のイメージやメッセージを効果的に伝えるために、最適な加工位置を選びましょう!
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