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TECH BEAT Shizuoka 2024(テックビート静岡)とは
2024年7月25日(木)~27日(土)に、静岡市駿河区にある「グランシップ」にて行われたイベントです。
2019年から始まったイベントで、イノベーションを通じ静岡の未来に可能性を描き、地域創生を実現するという思想から始まったそうです。
会場になったグランシップは、JR東静岡駅から徒歩3分という好立地にある「船」を形取った大規模複合施設で、1999年3月に建築家 磯崎新さんによって設計されたイベント・コンサート施設です。
新たな文化の創造拠点として、人・モノ・文化・情報が交わり、人々が集い憩う県民のオアシスとなることを理念としている施設で、このようなイベントが開催されることは静岡県の未来への船出にふさわしい会場だったのではないでしょうか。
この夏この大型施設を舞台に、国内外120を超えるスタートアップ企業が集結し、ビジネスマッチングイベントが開催されたのです!
展示・商談ブース
ビジネスマンが多かった展示・商談ブースでは、次世代システム開発ツール、光を用いた鳥獣対策、ロボット操作学習などのAR、VR、ロボットをはじめ様々な最先端技術の展示や企業同士の商談会が活発に行われていました。
各企業だけでなく、静岡理工科大学の学生さんによるエアモビリティ(簡単に言うと空飛ぶクルマ)の実験機の展示など、学生さんによる展示もいくつかありましたよ。
2024年の今年は初めて土曜日にも開催され、ビジネスマンだけでなく次世代を担う子どもたちや・学生向けのアトラクションが充実していたのが印象的でした。
常葉大学の学生さんによるVRサイクリング体験や、県内プロスポーツチームによるスポーツ体験コーナーなど、ファミリーの参加者も多くいらっしゃいましたね。
講演・トークセッション
講演・トークセッションでは、Googleから独立し、Ingress(イングレス)・ポケモンGO・ピクミンブルーム・モンスターハンターNOWなどの位置情報アプリやゲームで話題のナイアンティック社(Niantic, Inc.)の日本法人代表取締役社長 村井説人さんのお話も聞くことができました。
私の中では、ナイアンティック社は位置情報ゲームの会社という認識だったのですが、会社の方針は一貫して「外に出て歩くこと(冒険)を応援する」ということに徹しているそうです。
この講演、ビジネスマンに混ざってなんと小学生の子どもも聞いているという不思議な空間でしたが、「世界中をスキャンする」というナイアンティック社が考えるインターネットの未来を垣間見ることができ、良い刺激となりました。
営業・開発・設計・事務など様々な職種がありますが、社内でのお仕事が多い方もたまには外に出て情報収集をし、こういった刺激を受けることをお勧めします♪
私の場合はゲームやスポーツ観戦・お散歩が趣味なので、今回のような位置情報システムやゲーム・プロスポーツチームのイベントきっかけでビジネスにつながりそうな情報収集ができたのですが、無理やり連れていった家族は何が何だかさっぱりだったとのことでした。
講演会・セミナー参加のススメ
ということで、会社で強制的にセミナーに参加させても興味がないと何も学んでくれません。
「校長先生の話、長くてつまらないな~」との思い出が残る新入社員さんには、講演にネガティブなイメージがあるかもしれません。
経営者の皆様は若手社員の趣味も理解してあげた上で、興味のありそうなセミナーやイベントを紹介して参加させてあげてください。
意外と、本業と関係ない趣味の分野からでも学べることはいっぱいあるのです。
そのうち、自発的にセミナーに参加してくれるように・・・なるといいですね