目次
起毛(裏起毛)とは?
・生地を毛羽立たせて起毛させたもの全般を「起毛」と呼ぶ
・起毛の中でも、生地の裏面だけを起毛させたものが「裏起毛」
・化学繊維以外の生地で起毛したもの
手触りが柔らかくなるのが特徴で、厚み・温かみが出るので冬物に最適です。
また、毛羽立たせた毛と毛の間に、体温で温められた空気の層ができるため保温性が高いのが特徴です。
フリースとは?
・化学繊維PET(ポリエチレンテレフタラート)から作られた起毛生地
・生地全体が起毛している
裏起毛もフリースも、生地を意図的に毛羽立たせるところは同じと言えます。
ただ、フリースはPETというポリエステル系の起毛素材を指すため、その他の繊維で起毛したものはフリースとは言いません。
PETはペットボトルと同じ素材なので、強度があり軽くて安価なのが特徴です。
火に弱いので、料理中やストーブの近くでの着用には注意が必要です。
もちろん、体温で温められた空気の層ができるため保温性が高くなります。
毛が付く・毛が抜ける時の対処法
以前に紹介させていただきました、毛羽立ち。
→過去記事「毛玉と毛羽立ちの違いとは?」
その毛羽立ちを意図的にさせたものが起毛・フリースなのです。
強制的に毛羽立たせているので、当然抜け毛・毛玉は多くなりますよね
ですので、買ってそのまま着用すると黒いインナーが白い抜け毛で真っ白
一緒に洗った洗濯物も抜け毛がビッシリ
・・・なんてことも
そうならないためのコツを4つお教えします
1.一度お洗濯をする
例えば、デニムジーンズは最初に水洗いして糊落とししますよね。
同様に裏起毛シャツにも最初にひと手間かけてあげると、綺麗に長く使えるようになるんです。
新品の商品には、無駄な抜け毛が残っていることがあります。
まずは裏返してネットに入れて一度お洗濯をしましょう。
2.コロコロをかける
1.のお洗濯の前にコロコロなどの粘着クリーナーをかけておくのも効果的です。
無駄な抜け毛は事前に徹底的に取り除いておきましょう。
3.相性の良いインナーを着る
抜け毛や毛玉ができるのは、衣類の摩擦が原因です。
摩擦が起きると静電気が発生します。
静電気はホコリや繊維を巻き込みやすいため、相性の良い(静電気の起こりにくい)組み合わせをすると、抜け毛や毛玉が発生しにくいです。
(-)に帯電しやすいものと、(+)に帯電しやすいものの組み合わせは、静電気が発生しやすい性質があります。
(例:ポリエステルとウールは相性が良くない)
4.インナーを同じ色にする
それでも抜け毛が目立つときの最終手段。
白い起毛には白いインナー、黒い起毛には黒いインナーにすれば、抜け毛は目立たなくなります。
裏起毛・フリースのおすすめ商品
弊社で取り扱い中の裏起毛・フリース商品です。
4078 バートル裏起毛長袖シャツ | G2138 グラディエーター長袖インナー |
98044 自重堂裏起毛長袖ハイネックシャツ | 98054 自重堂裏起毛タートルネックシャツ |
422 裏フリースカーゴパンツ | 27101 極厚裏フリースカーゴパンツ |
5236 TS DESIGNバルキーフリースジャケット | G8829 グラディエーター防寒ベスト |
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